今日はSVをした

 カウンセリングはスキルだけではない。その人の人生の時間が与えた恵みも傷も無意識の中で聞き方受け取り方の響きを作ってゆく。それをスキルだけの部分でいくら修正をかけても相手を追い詰めてゆくだけだ。50分のSVのあとさらに一時間のカウンセリングになってしまった。蓋をしてもう解決したはずの記憶の蓋が開いてしまったとき、バイザーが傍らで寄り添うことによって何が起こったのかを自覚し、そこから何を整理して行くのか。それがあって初めて安心してお互いに心を触れ合わせるSVが出来るのだと感じている。今日はお互いにこころが触れ合った時間を持てたのではなかろうか。
 しみじみと,心優しくなおかつ毅然とした人でありたいと思った。バイジーが自然に、無意識に命綱を托せるような、バイザーでありたい。