姫は徹夜

明日搬入する絵が仕上がらない。今夜は徹夜かな。大学祭で展示する。いまさら額装が間に合わないでこの間使った絵の額を再利用。マットが二窓切ってあるので、今回の絵を貼るのにちょうどいい感じ。
 一日の空の変化と風景の変化を組み合わせて写真を並べたような感じにサムホールを十枚描いた。そのうちサイズの関係で八枚を額に入れる。
 毎度のことだけれど何かを生み出す作業は時間とかみ合わないことが多いから追い詰められても仕方がない。悶々と構想を練る時間が長くて実際に手を動かしている時間はそれに比べれば短い。搬入時間に間に合わせて練り直しの時間をいかに確保するかが問題。文字であれ絵であれ音であれ、何かを生み出すということはそういうことなのだと思う。因果なものだけれど、我が家はそれぞれ全員がこの問題を抱えた仕事をしている。だから顔を見て締め切りが何時かを察しなければならない。