もう秋風が立つはずなのに

　日に何度もぬるいお風呂で汗を流す。汗を流すだけでなんとかまた頑張ろうって気力が出てくるから不思議。洗い流すと皮膚が楽になったように感じる。ささやかな贅沢かな。高齢者の多くは家にお風呂が付いていてももう自分の力でお風呂を用意しようとは思わない。ディサービスに行ったとき、お風呂もセットになっているからそこで入る。毎日デイには行かないからこの暑さの中汗を洗い流すこともしない。体温を下げる作用があるから低めの温度のお風呂で汗を流して。中に入らなくても流すだけで元気になるよと言っても駄目。水風呂といったって水ではない。３７度くらいの体温程度のお湯で身体を流すだけなんだけどな。中に入らなければそれほど体力は消耗しないのに・・・
　今日訪問した方も、家のお風呂はもういつが最後だったかわからない。暑くてデイに行く気もしないと言うから、いったいいつお風呂に入るのだろうかと思う。ヘルパーも入っていないから、健康管理は本人任せ。つくづく無量感をかみ締める・・・・