野菜を細かく切って

仙台駅から東をのぞむ

 麹とあわせて麹漬けをビンに詰めた。発酵食品を夏に作るというのは理にかなっているが結局冷蔵庫で保存するのはいかがな物か。「塩分が少ない分仕方がないではないか」などと思いつつビンに小分けにして冷蔵庫のあちこちに突っ込む。漬け汁の調合が難しいが何となくこんなものかと思いながら漬けてみる。お豆腐や熱々のご飯に乗せたりして食べるつもり。
 今まで「誰さん手作りの何とか味噌」と言う名前で小瓶の物を買ってきたけれど、これって自分で作れたらきっとおいしいに違いないと思って何時かやってみたいと思った。何となくけだるいこのごろ、ここで一発気合を入れて主婦らしいことをせねばと思った。
 この暑さを利用して梅を干しあげた。南高梅の熟したものはふんわりとやわらかく仕上がっているのでこのまま別の瓶に詰める。あれだけ買って漬け込んだと思ったのに、いざ仕上がってみたらなんだざるに一枚かと思った。これでも一年分は充分あるのだから手作りは馬鹿にはできない。梅干だけは買ったものはおいしいとは思えない。きっと食べなれていると言うことだけかもしれないけれど、おいしいはずの化学調味料が一切入らない食生活をしてきた家族にとって、複合調味料の味付けは受け入れられない物らしい。手におえるものだけでも手作りでと思う。