亡くなった

北へ向って伸びる夕焼け

 関わっていた方が亡くなった。夏は弱っている人には超えがたい季節なのかもしれない。この暑さの中でと思いつつ、クーラーがあって環境管理がしっかり行われている病院で果たして季節の影響があるのだろうかと思った。温度がどうの、湿度がどうのと言うだけでは計り知れない時のめぐりがあるのだろうなと思いつつも、その死がなぜか唐突な物に思えて、受け入れがたい。そこに至るまでの日々を振り返ることは何モノをも生み出さないのかもしれないが、それであってもなお、その死を思う。