雨降りしきる

 また雨が降り出した。今日一日降ったり病んだり忙しかった。涼しいのはありがたいのだけれど、なんだか閉じている部屋がかび臭くなってきたように感じていやだなあと思う。
 親分には、とても21日まで待っている必要はないから、近所の開業医でよいから抗生物質出してくれるところに行くようにと説得した。幸いにして大学病院の皮膚科の医師が開業している医院を発見。蜂窩織炎が疑わしいのでこれは外科よりも皮膚科の分野なので「行くべし」と厳命する。だめもとでよいから、無駄な痛みを長引かせる必要はない。明日わたしはスパーヴィジョン一件とカウンセリング一件。身動きが取れない。土曜日から月曜日まで二泊三日で研修を持つからその留守中に病状が悪化しても助けてあげられない。わたしだって必死だよ・・・
 もうあんな思いは沢山。何時か分かれなければならない定めの命であっても、もうすこし共に生きて歩みたいと願う。手遅れってあるんだよ。人間なんてたわいもないものだって、わたしたち辛い思いをしてわかったじゃないか。そんなことをぼんやりと考えていた。