ガールスカウトの支部総会

ブルーベリー

 宮城県支部の総会がある。今まで仕事があって出かけられなくて委任状で済ませていたが、今回は人様の委任状をお預かりする側になってしまった。今日は月一回の精神障害者家族会のケアスタッフの仕事があるので途中で退出させてもらう。今の私にとって支部総会も大切だが、家族のケアの切実さを素通りできない。家族と当事者が精神科医と共に分かち合いの会を持っている。いまどき得がたいと私は思っているのだが、穏やかな精神科医を顧問に交えてゆったりとした時間を共有する。そこにいると私もまた心の痛みを鎮めてゆける気がする。精神障害と正常の境目はどこにあるのだろうか。異常と正常の日常的な線引きなんて必要なのかとさえ思えてくる。自らの病を認知しそれを抱えて生きて行こうと決意した人の強さとさわやかさに圧倒される。