いつの間にか

朝光るビルがもう一つ

 気がつけばオリンピックだった。夏季五輪よりもどちらかというと冬季五輪のほうが好きなのは子供のころからスキーやスケートが身近にあったからだろう。熱中するほどではないけれど地味にぼんやり観るのは好きだなあ。何よりも好きなパラリンピックを、しっかり放映してくれるとうれしいのだけれど、いつの日にかその願いがかなうのだろうか。
人はみな可能性についてはあつく語り、その道が閉ざされていないという。しかしその道を通すために今、ここで何が準備されているか。何が行われているかについては語ることをしない。可能性はいつまでたっても遠い目標になったまま。怒りを感じる。