帰ってからセンター速報チェック

 今はあちこちの予備校で速報と合格判定を観る。いやあ便利になったものだ。自分で判定できる。そしてそこから次の道をさぐっていける。それはあまりにあっけらかんとして小気味がよいくらい。自分の目で見れば諦めもつく。だけど頑張ることも可能性として見えてくる。一方的に進路指導をされるのではなく、自分である程度見通しをつけてから相談できるので、ショックは小さい。自分の方針を元に進めることができるから、指導されたというよりも補佐されたという感じが強い。人に決められたというのではなく、自分が決めたと思えるから諦めも、納得もできるし、もう少し頑張って挑戦してみたいとも思える。この違いは大きい。
 自分の人生は自分で決めて生きていくという姿勢を体験してゆける。今は親や教師が付き添いや、指導をしてくれるがいつの日にか、自分ひとりで決めていかなければならない。そのことを思うと、今しっかりと悩み、話し合い、何を決め手として考えてゆくのかを体験できることはいいなあと思う。たかが受験。だけどこの時期は元服の時期なのだと感じる。青年期は子供時代との決別の時期でもあるのだなあ。