いまいち元気が出ない

明け方頭が痛いなあと思った。頭痛というよりも重たい感じがして目が覚めた。薬で抑えるほどのことではなくて徐々に吸収されてゆくようなどんよりとした身体感覚。身体が何かを訴えている。何か大切なことを思いださなければ・・・・そして思い出した。
 蛙ちゃんの受験前後の日の事を。センター試験の数学で異変が起こった。深夜、塾発表の対策センター速報を聞いた。数学の点数の結果京都大学受験生が大挙東北大学に流れるだろうとの予測だった。彼女は一校受験しか考えていなかったし、私大は我が家の状況では無理だった。そこで安全校を受験した。急遽変更。そのとき芸術系は前期試験しかないとわかって、後期は受験できないから確実にということで前期一校だけ受験した。
 一瞬そのときのことがよみがえってもしやと思った。後期体育一学科・・・のみ・・・ということは後期は別枠で考えねばならない。後期乗り換えて滑り止めに考えていた芸術系が駄目か。前期で合格を取るしかない。たった今まで立てていた受験プランが消えていった。
 なんてのんきなんだろうか。こんな馬鹿なことをと思ったが気がついてよかった。センター前なのでまだ間に合うから。蛙ちゃんのときは、センター直後に針路変更をしてなんとかなったのだから、試験結果と大学資料を考えればまだ間に合うさ。と思った。
 あの明け方の苦痛は予知だったのかしら?親は七人目の受験だけれど、この子にとっては初めての受験なのだと改めて気がついた。あまり口をはさまず、本人にまかせっきりにしていたからなのか、高校の進路指導はどうなっているのだと思ったり、人のせいにしてはいけないね。だけどね、進路指導は学校も塾もこのプランですり抜けてきたから誰も後期にないなんて思いも寄らなかったんだもの。文句言いたくもなるよ、ね。
ああびっくりした。さてこれから受験資料で大学を探そうっと。
信じられない・・・・・・けど。本人は滑り止めなしで行くといっているんだなあ、これが。