気まぐれに

 ショルダーバックを買った。今までことさらにブランド物を避けてきたけれど、気に入ったものがたまたま某ブランドのものだった。今年はよく働いたからこれでよしとする。時々自分の気持ちをそっと抱えてあげたいと思うときがある。それをあらわすものが「物」であることはめったにないのだけれど。きっかけは、いつも同じ雰囲気の自分で居たくなくなったこと。場面で自分を切り替えたかった。たまには仕事のにおいのしない自分をあらわしたかった。生きていることを楽しんでいる自分を味わいたかった。私にしては珍しい気分。