年金

 まったく忘れていた結婚前の厚生年金をふと思い出し社会保険事務所に行ってみた。なんと私自身の記憶から消え果ていたものが引っかかってきた。あれやこれやで面倒くさいが書類をそろえれば、親分も私もなにやらいただけるものがあるらしい。これはめでたい気分だった。出版社の分が出てこないので調査をお願いしてみた。どうやら倒産して消えてしまったらしい。昔々のことなので見つからなくても仕方がないのかな。まあそれでも思いもかけないことでうれしかった。あきらめないでやってみるものだね。師匠が年金すぽんと一年分空白がある。これもきっと何か手違いだと思うので調べてもらえば良いと思うのだが。時間がかかるから若いうちは面倒くさいのかな。私もそうだった。必要を感じないうちはあってもなくても実感がない。年金システムが持っている仕組みの欠陥なのかなと思った。実際やってみて面倒くさいなと思いながら、行方不明の年金の請求先を思った。もらいにくいシステムだと思う。