早朝覚醒ではないが

空がきれい…陽に焼けそう

 日の出の時刻になると目が覚める。これはギュダ君がなくなった時間が日の出の時刻だったから。うす青い空が静かに輝きを増して小鳥達がさえずり交わす。一日の始まりは美しい。旅立ちにはふさわしい時刻なんだなと思う。いのちはその来るとき、去る時を知っているのかもしれない。
 
折角こんな素晴らしい朝に目覚めたのだから手洗いの必要なブラウス類をたらいに残り湯を張って手で洗う。今度の家はお風呂場から洗濯室までの距離が長くてホースで風呂の残り湯のくみ上げが出来ない。仕方がないからカラフルなたらいを買った。今まで使っていたのは前々回の引越しで捨ててしまった。以前から欲しかったスペイン製のカラフルなもの。こいつ中々優れもの。まず一個買って使い勝手がよければもう一個買えばすすぎと洗いに使い分けられるが、今のところ一個で間に合う。石鹸の匂いが大好きだから洗濯は基本的に好き。一日汗を吸ってくれた木綿のシャツを優しく手で揉み洗う。軽く絞ってしわにならないように干しあげる。
 こんなささやかなことが出来ることが嬉しい。今まで右手親指の関節痛が酷くて絞りが出来なかった。整骨に通ってマッサージをしてもらって二ヶ月。やっと右手で物が絞れるようになった。人の手の技は素晴らしいと思った。
 さて今日は午前中が歯医者さん。午後は訪問一件。この人、ついハメを外してはしご酒をやって救急車で運ばれた。その事の顛末を今日調査する。守秘義務があるから内容は書けない。しかし、私は少し嬉しい。自分のやりたいことを皆禁止されて、それでもこっそりハメを外してみたっていいじゃないの。確かに危険ではあるけれど。酔っ払いすぎて救急車で運ばれちゃったけれど・・・もうすぐ何もできなくなってしまう。きっともうすぐ・・・思い残すことがないように、今のうちにやりたいことをおやりなさい。そう思う・・・・