今日も一日生きた

 夕食も食べられず、胃が全く受け付けない。9時まで頑張った。今日もまた一日が終った。生きていることが困難な毎日だからこそ、生きてまた会えることが嬉しい。ささやかな日々の営みがたまらなく愛おしい。一ヶ月たったらまた会える保障は一つもない。それでも去ってゆく背中を見つめている。頑張れ。遺族として生きてゆくことは悲しみの海を泳ぐようなものだ。飲んでも飲んでも水はなくならない。それでも毎日を生きながらいたい思いを飲み込む。会えるか会えないか判らないから、余計に去ってゆく背中が愛おしい。