買い物

 住んで見なければ何が足りなくて何が無駄なのかが分からない。とりあえずありがたいのはごみを自由に運びこめるスペースがあって係の方がいていつでも引き受けてくださること。ダンボールも資源ごみも家庭ごみもプラごみもきちんと分別して専用の袋に入れておきさえすれば収集日に関係なく仕分けして搬出してくれる。今まで神経質にごみを分別して時間を守って出すことでいらいらしていた私たちにとってはこんなに楽な事はない。社宅のごみ置き場は一挙に出すことは量的に許されないので出すタイミングも気を遣ったが、それもない。ああうれしや。日に何度も出しに行くので親分は係の方とお友達になったらしい。最初は外部からの不法投棄と疑われたらしいのだが「今度お世話になります。引越しごみが沢山出ますのでよろしく」といったら受け入れてくださったようだ。人間、挨拶が大切ですな。ここのごみステーションで面白いのは不要品コーナーがあって《ご自由にお持ち下さい》という棚があること。真新しい小学生用のノートが置いてあったり、福音館の絵本が置いてあったり。ぬいぐるみの熊さんがいたり、昨日は剥製の雉が置いてあった。私たちもまだ使っていただけそうなものを捨てずに誰かに使っていただけそうで嬉しい。何をお下がりしようかな。