引越しをして

新しい窓から

 もう一週間が過ぎようとしています。やっとPCが使えるようになりました。機械が使えるようになったというよりも自分の心が整ってきたという意味もあるのですが。


引越しを振り返って思うこと


 前回、前々回に引き続き今回も仕事を休まず引越しを決行した。季節の変わり目は人の心を不安定にする。折角何とかよいペースで来ていても私の都合でお休みにするとバランスを崩す人が出てくる。ほんのささやかなことであっても変化に耐えられない時期でもある。だから私自身の都合は呑み込んで何事もなかったかのように、いやその時間は何事もなく心を込めてお互いに心を通わせることに専念した。 
 クライエントは誰も私が引っ越し準備をし、引越しの真っ最中であり、引越しをし荷解きもせずここにいることに気が付かなかった。この仕事をしている者として当たり前のことなのだが、やり通したという気持ちがあった。季節の変わり目を乗り切れずに、クライエントの中には体調を崩して見るも無残な状況に落ち込んでしまった人も出てくる。その人にささやかな時間であってもその人が安心して私にもたれかかって眠ることが出来る時間を提供できたならそれはそれで最高のことだと思った。そしてそれをゆるしてくれて、その分の私の分担を引き受けてくれた家族に感謝する。

 今回はドアや壁のペンキ塗りは姫が引き受けてくれた。床のワックスがけも蛙チャン夫婦、大将、姫がやってくれた。荷物は親分と大将が土日ごとにワゴン車で運び込んだ。最後に運送屋に頼んだのは二台の冷蔵庫と洗濯機、車二台分のタイヤと少しの荷物だけ。運び込みも殆ど家族だけで終了した。パンダ姐さんとスナフキンが八人分の食事を持って手伝いに来てくれた。
 それぞれのやさしさが重なって今回の引越しは終了した。感謝。