研修

 研修そのものは自分たちのやっていることが正統派であってこのまま進んでも間違いはないと確信するに足るものだった。一安心。ただ参加者の中に立場の違いや考え方の違いがあって上手くかみ合わないというか、人の話を聴くことさえも出来ない人がいて困った。自分自身のコントロールを大切にしたいとしみじみ思った。たとえ誰であっても立場の違う人を傷つけて許されるものではない。たとえ意見は異なっても共生するだけの分別が必要だ。多様性の社会の一員としてそこに生きる限り、相容れない存在は必ずあるのだから。
 帰りに美味しいと評判の珈琲店ケニアの珈琲を飲んだ。くたびれた心にふんわりとしみこむ珈琲だった。私もまた傷を抱えた母親だとしみじみと思い返す。狂わずに今日まで来れたことは恵みだったな。

保守