食事と作業バランス

 今夜は天ぷらそばと野菜の煮びたしにするつもりだから献立は楽。デザートはどうしようかな。何となく献立を考えながら作業時間を割り出している。荷物を積み上げている部屋を一旦整理して完全にパッキングを済ませてしまい一部屋ずつ空にして掃除を徹底したい。なんだかとても手順が悪いのは天候が不順で寒くて作業が進まない所為もある。思いがけずの外出の多さもある。おまけにどうもガス湯沸かし器がこわれたっぽくてきちんと温かいお湯が出ない。すぐガスが止まって水になってしまうのでなべでお湯を沸かしてそのお湯を水で割って掃除に使っているので、いらいらするほど効率が悪い。今更新しいガス湯沸かし器を取り付ける気にもなれず、この不自由さを楽しむことにした。最後になったらお風呂で大量にお湯を作って拭き掃除に使うことにして、まだおなべで湯沸しを続けよう。産直のかんきつ類ボックスはノーワックスなのでママレードにしたら美味しそうな皮が沢山取れる。この皮を煮出して洗剤にするととてもよい洗剤になる。こんな小さなことを楽しみながら孤独な作業は続いています。まず部屋中に柑橘系の湯気が漂ってイイ香りって言うのが良いね。
 さあまたがんばります。実際に働いた期間はそう長くはなかったけれど、勉強のためにヘルパー2級を取って実働してみた時期があった。施設でも働いてみた。派遣でもやってみた。デイサービスもやってみた。これらの経験はカウンセラーとしてとてもよい経験だった。普段見えない素顔や行動や心理がわかって物凄い実地訓練だったと思う。何よりもそれまでは主婦として無能だと激しい劣等感にさいなまれていた私が実に有能なハウスキーパーの腕を持っていることに気がついたこと。
 私は掃除でもお金が取れるんだと思ったし、料理でも稼げると思った。何よりも、この作業を外注に出したらいくらに付くかが判ること。ダ○キンのやった後をやり直す時、しみじみ思った。
 私の家事労働はただ働きではない。夫の給料の何割かは働けるな。ただし雇う人がいればね♪気分の問題。だからその気になって、「これを外注に出したとしてさあ稼ぐか」と思って作業をすることが出来る。主婦の労働って案外お高いのですよ。ただしきちんとやらなければ一文にもなりませんが。