災難

57年前に亡くなった祖母の名義の土地が高速道路の建設の為に発見された。遺産相続人は6人の子供たちだが既に4人が亡くなっている。さらにその子供たちが遺産相続の権利を持つのだが。
 既に過疎地で誰も住まないまま忘れられ原野になってしまった29坪の土地に執着するものは誰も居ない。売ろうにも売れない。遺産の相続人を指名して他の人間は全員相続放棄をすることになったらしい。勿論異存は無い。ところが相続権を持っている孫(私もそうなのだが)が何人居る事やら。私はカナダの妹に連絡を取るように頼まれたが、時差を考えて夜中に連絡取るなんて面倒な事はとても出来かねる。
 今回の事態を専門に処理する事を名乗り出てくれたいとこに皆押し付けた。土地のあるO市の言い分は何年分か時候までの分を支払うべしとの事。原野29坪の年関税金額345円。ふざけんなと言いたい。そのための除籍謄本やら戸籍謄本、住民票,印鑑証明書及び書留の総手数料に幾らかかると思うか。其れの人数分で何年分の税金に該当するのだろう。もう100年分前払いしてやりたいよ。