略礼服

1月9日がスナフキンの誕生日だった。この家族でお祝いするのは最後なので、其々がばらばらにお祝いをするのではなく、皆でまとめて後まで残るものをあげようという事でブラックスーツをプレゼントする事にした。ところが深夜まで仕事で戻ってこない。やっと今日お店に行く事が出来そう。こんな勤務状況で家族を持ってやっていけるのだろうか。一般企業の人には計算機業界のおかしな働き具合が受け入れてもらえるのだろうか。私たちは私自身がSEをやっていたから、寧ろ学部を選ぶ時点で将来こうなることは話した。それを承知で選んだ職種なので致し方ない。本人はそれで良しとしても相方はやがて待ち続けることにくたびれてしまう。そうやって離婚したカップルは五万と居る。お互いをありのままに受け入れる事はとても難しい。相手の仕事も自分の気持ちもどちらも殺すことなく寄り添って生きる方法を、賢明な2人が見つけてくれる事を切に願う。