朝から疲れているって如何よ

中央児童公園

 朝からグッタリ疲れている。首の付け根がグリングリン痛い。ジョナサンのことが気がかり。スムーズに何の心配も無い日常なんて有ったことが無いような気がする。自分の事で悩んだ事も随分昔のことのような気がする。いつも、家族の誰かの事で頭が一杯。人はみんなこうやって生きているのだとおもってみても、だからと言って自分の重荷が軽くなるわけではない。
 とにかく猫王子に汚された、羽根布団2枚。洗わなければ。腹を立てないと決めた。怒りは何の解決ももたらさない。怒りは形を与えてしまうと。心を支配してしまう。怒りが定着しないうちに、解決方法を見つけて、物理的に処理してしまう方がいい。自分の内部処理で完結させた方がずっと楽に生きられる。心と手を分離させる事を徹底的に訓練したい。言葉も出してしまえば自分に刺さってくる。情報をかき集めて安心する事も、賢い事ではない。人の心の些細な切れ端でしかない言葉にすべてを求めるのは、おかしな事だ。それでも人は言葉にしがみつく。不安は解消されないのに。なにか確実なものを欲しがる。
 羽根布団を、洗濯機を壊さないで洗うためには、ふたを開けて人間の手で中身を調整してやらなければならない。偏って脱水したり、回転に負荷がかかりすぎる事を助けてやれば、何とか騙し騙し洗える。15000円の節約。洗濯機が壊れたら、8万はかかる。猫さん、もう戦いは終わりにしようよ。
 昨日なんであんなにくたびれたのか、ふっと分かった。彼女達は、作業しながら延々と人の批評を続けていたので、黙って聴きながら気持ちが重くなっていった。相手の居ないところで、笑いながら噂話をするのはキライだ。欠席裁判は痛いだけだもの。仲良しさんのおしゃべりから逃れる事も出来ないから、聞き流していた。気まずい雰囲気だけど、本人たちは一向に気にならない様子。役員もなり手が居なくて同じ人が、顔をあわせるからこんな事も起きる。特に広報は好きな人があつまってしまうから、小学校中学校と持ち上がりが多い。3小学校1中学の構成で作っているのだけれど、みんな何処かで関わりがあって面倒くさい。だから、グタッと疲れてしまった。
 楽しく、心穏やかに関わるためにはその場所に暗黙の御約束が必要だ。共通理解されたルールがあれば、コンナニくたびれはしない。疲労の原因は、押し殺された不満、小さな怒りの蓄積。達人はその状況でさへ軽やかに楽しむ。人に汚染されないたくましさを持っている。お見事。
 洗濯機が脱水にためらいながら取り掛かる一瞬がすき。回れるか、バランスが悪くて回れずにもう一度注水して中身のバランスを立て直して脱水するか考える。回り始めて最後まで行きそうで、でもやり直しになるとこれは人が手で調整してやらねばならない。この駆け引きが妙に人間ぽい。意思の交換のよう。「だめっぽいから、助けてくれるか?」「あいよ」てな感じ。何とか作業完了。
 見たらカナダ製の布団だった。ばあばが使い、ジイジが使っていた布団。天国でうんざりしていますか?雨が降ってきた。羽根布団2枚、カバー2枚干したのに・・・
仕方が無いので、羽根布団を洗濯ハンガーを2個連結して一枚干した。もう一枚は広げられないので半分にして引っ掛けた。カバーは乾燥機に放り込んだ。匂いが出たらどうしよう。
 蛙ちゃんが、部屋を片付けましょうのサイトを教えてくれた。引越しとその後の色々で、荷物が爆発したままだから、寒くなる前に徹底的に私はやる。この前仕事を一本断った。悩んだけれど、先ず自分の家族を最優先み考えようと思った。人を雇えばどれだけかかるか分かっているから、その分私がコナセバ外で働いたつもりで。もっと生活を楽しむ事に気力体力を使おう。このメンバーがどこまで一緒に行けるか分からない。次に誰が汽車を降りても、楽しい思い出がお互いに残るような時間を守ってゆきたい。
 また15歳の少年が殺されて、川に投げ込まれた。私達の社会はどうしちゃったのだろう。いのちがまるでゴミのように扱われている。何時からこんなに無頓着になったのだろうか。人が人として大切にされない世の中はいつか自分自身に降りかかってくるのに。ヒトゴトではないのに。