登米に行った。佐沼に行った。

大女郎蜘蛛

 今日はデイキャンプの予定だった。ところが、夕べまた布団の上におしっこをされてしまった。今回は親分の布団上三枚、シーツ、シキブトンカバーを、朝になってから洗ったため、スタート時間がもったりと遅れた。一応一食分をクーラーボックスに入れて、食品は全部冷凍してあるから氷は要らない。
 予約なしで飛込みで入れるキャンプ場は、この時期なかなか難しい。しかも、蛙ちゃんの帰り道にあるという条件がついている。途中まで見送りながらと言う事である。
 登米まで行って、確かあそこに地元の人に大人気のキャンプ場が出来たと聞いたので行ってみた。観光案内所で聞いたら、「休日は,早いもの勝ちだから、場所無いかも」といわれた。もう一箇所どうしても行きたい場所があった。スグ近くの迫町、佐沼に甲州でブドウ栽培を修行した人が居て、そこの紅伊豆がとんでもなくおいしい。時間を考えるとどちらか一方しか選べない。
 そこで、今回は、昼ごはんは犠牲にして葡萄を取った。今年は暑かったし、雨も降ったので果物はおいしい。今年の葡萄は天下一品だった。ブラックオリンピアも飛び切りの味だった。幸せな気分になった。がっちりと4キロ買った。
 日本三弥勒の一つが、佐沼の弥勒様だそうで、今日は時間が無くて参詣できなかったけれど、今度機会があったら詣でてみたい。信仰の形は違っても仏様はスキだもん。
 東北は古くから信仰厚い土地だ。気候の厳しさと、農業労働の大変さと、生きてゆく事の切なさが、信仰なくしては生きられない人生だったのだろう。今日の写真は女郎蜘蛛。電話ボックスの扉に張り付いていた。
 弥勒寺の山前にある、御飯屋の外の電話ボックスに見事な女郎蜘蛛の集団が居て、あまりに大きくて美しいので見とれてしまった。ライトが傍にあったので,夜になると虫が集まるのだろう。ちいさな蛙が二三種類と女郎蜘蛛軍団が張り付いている。もし、誰かがあそこで電話をかけようとしたら、絶叫するだろうな。あんな気持ち悪い公衆電話はじめてだ。というわけで、大きな女郎蜘蛛を見てください
 うちの連中は御飯を食べながら外の異変に気がついて、ご馳走様をするなり一目散に駆け寄った.蜘蛛かトンボか遠眼には区別がつかなかったらしい。師匠が最初に見つけたらしい。
 葡萄のほかに、登米で黒米を買った。このところ極端に視力の落ちてきた親分と姫様の視力回復には、黒米を20%入れて炊いた御飯がよいそうなので、とりあえず試してみようと思う。混ぜると紫御飯になるので、いままでは姫様は食べたがらなかったが、視力のためなら仕方が無いから食べるといっている。なんて贅沢な事を。