今日は、自分の為に、何をしようか

彼岸花

 今日は自分を喜ばせるために何をしようか。一日一つでいいから、私のための何かを、自分にしてあげよう。ただ時間に追われて、次から次へと仕事をやり続けているのは、時間を管理しているとはいえない。まず仕事のリストアップをして,その中に,自分のための時間を組み込もう。一日の終わりに、ワインを飲みながら,眠くなって今日私は、何を生きたのだろうと思うのは、もうやめた。
 姉が、長男の結婚式の日取りをしらせてくれた。招待状も届いた。晴れの席にはとても出られる気分ではないので欠席する。悲しみが、身体からにじんでしまうようで、喜びに水を差すようなことは、したくない。
このごろ、友達との手紙のやり取りがめっきり減ってしまった。凝った便箋や封筒を買い込んで楽しんでいたのに、みんなPCを使っているらしく、この前まではファックスで連絡していたのに、それさえもメールになってしまった。スピードと手軽さではこんなすばらしいツールはないけれど、なんだかとっても味気ないな。
 姫様は今日と明日、期末試験。「手ごたえが無い」と帰ってきた。成績だけで子供を見ることはしたくない。成績が、人生を決めてしまうようなやりきれなさも、味あわせたくない。もっといろんな自分の可能性を、確かめながら生きていける、ゆとりをもたせたい。それが今の中学生には一番難しい事だ。
 母から、4Lサイズの梨が届いた。赤ちゃんの頭くらいある。一個皮をむくと、3人分くらいにはなる。収穫する時重くて大変だろうな。面白い事に、自分の地方の梨が一番おいしいと産地の人は思うらしい。あちこち食べ比べてみたが、それぞれ確かに風味が違う。好みによって優劣は付け難い。親分はJIJIが送ってくれた追分の梨が一番おいしいと言う。香りがいい。歯ざわりがいい。甘みがさわやかである。もはや、幻の梨の味。
 BS2で、コナンドイルの事件簿をやっている。シャーロキアンとしては気になって、でも、ああこれは、あれの焼き直しだと、思ったりして。つい、筋書きを言ってしまって、まわりから、人で無し呼ばわりされた。犯人を推理してゆく楽しみを、奪ってしまうのだからな。そりゃあもう、非難ごうごう。
 子供に対して残忍な事件が、何で毎日立て続けに起きるのだろう。大人が、人間である事を途中でやめてしまったような気がする。子供は、明日への希望なのに。
 今日の写真は、近所に咲いていた、彼岸花