お帰りなさい、悪魔君

反省の色?

 朝早く、猫王子がいそいそと、布団の上に乗ってきた。おやこんなに早く御目覚めとは、珍しいこと。とたんに脱兎のごとくダッシュしていった。なんだったんだアレは。なんだったんだよコレが。やろうやりやがったな。またかよー。しっかりフルコースだよ。まあ、アタシャめげないからね。7キロ容量の洗濯機だもんね。それでも騙し騙し脱水をして、なんせダウンケットも洗ったからね。二回に分けて洗った。お天気は今にも降ってきそうだけど、干せるだけ干した。敷布団はこれも羽根布団なのだが、部分的に水でつまみ洗いをした。あのとんでもない、オス猫のオシッコ匂いを洗い出さなくては、ファブリーズでは,内部の羽まで脱臭できないことが前回の経験で判明した。私にも学習能力がついていることが判ったでしょ。そして、今にも降ってきそうな空の下に干したよ。
 原因は、王子のトイレにウンチが一個あったんだよ。彼はたとえ自分のウンチでも、かけらでもあればダメダね。一応は、オシッコ布団の匂いをかがせて、コツンとやったけど、生理的に理由のあることなので、わかったのだろうか。私の布団は一日おきに丸洗いされているわけで、石鹸の良い匂いなんだけどな。
 さあ原稿ネタを考えながら、大掃除をするかな。午前中にお客様が来るそうだ。電話があったもん。カウンセリングのクライエント。さあ、早めに後始末しておいて大正解であったよ。大将、気に病むことはないよ。それなりに私も賢くなっていくから。