なんてえ朝だ。悪魔の笑った日

mugisan2004-08-23

 我が家には取って置きの言葉がある。大抵は古典的な英米文学の言い回しなのだが、その一つに「悪魔が笑った日」というのがある。次から次へと災難が振って涌くことを言う。
 朝目が覚めたら、なんだか異様なにおいがする。そういえば大将が昨日、「新しい猫砂かってきた。おからでできているから、トイレにも流せるし」といって、少し今遣っているのに混ぜて行った。猫王子はほんの少しでも、排泄物が残っていると、絶対そのといれはつかわない。自分のおしっこでもだめ。何箇所か臨時のトイレが決めてあるらしく、そこで用を足してしまう。それかと思った。トイレの掃除もしてみた。きれいだった。心当たりを手当たり次第に掃除してみた。違う。パッキングしてある排泄物も室外に出した。
 リビングにはいって、すべてがわかった。ジョナサンが「夜中に、猫が布団の上にのっかって来て、おしっこしていった。」そうだったのか。「トイレに行くドアを、姫様がしめていったので、うろうろしていきなり乗ってきて、おしっこした。」お前はそれでどうしたの?「履いてた物から、タオルケットから、敷布団から、俺からシッコだらけ」だからどうしたの?「とりあえず、脱いで、またねた。だって猛烈にねむいんだもの」そうだったのか。これだったのか。引っ剥がせるものはみんなひっぱがして、洗えるものは洗濯機に放り込んだ。敷布団は(我が家は全部羽根布団を敷布団にしているので、洗うのが大変)たっぷりとペットようの消臭剤を吹き付けて、ベランダに干した。
 テレビの天気予報では雨、雨、雨・・・・・・・ぬれた寝具は、乾かさないとけだもののにおいがして来るんだよ。シーツやら、タオルケットやら、カバーやらどうやってかわかしたらいいんだろうか。
 親分がのんびりと言った「猫は自分のおしっこの匂いに一番近いところを探しておしっこするからね。そうか君の布団は猫トイレの匂いだったのか。は・は・は・・・」あのね、この布団お客様用なんだけど。におい取れなかったらどうするの?しばらくは誰も来ないことにしておこう。
 親分と私はそれぞれ時々頼まれて学校やら、教会やらで、講話をすることがある。9月2日、某ミッションスクールのお母様たちに講話をすることになっている。一年前からの御約束なので予定にははいっていた。まだテーマが先方から来ない。長のシスターが会議で南イタリアに行っていて、おととい帰ってきた。「私依頼文おくってましたっけ?」いいえ「あらま。時間やテーマまだですよね」はい「わー23日会議を開いてきめます。ぎりぎりですけど、まさか断ったりしませんよね」はい、だいじょうぶよ「わあよかった。断られたらと思ってどきどきしちゃった」多分今夜にでもテーマが送られてくるのだろう。パウロが「何を話そうか悩むことは無い。必要な言葉はその時与えられる」と書簡で書いているから、心配はしない。でもどうぞ聖霊様、せめてタイムリミットの2日まえに書きあがるように、言葉をあたえてください。去年は当日の朝までかかって、心臓がぎゅっとなりましたから。
 固定資産税の督促状がきた。忘れていた。ビデオカメラが壊れた。修理の見積もりが16,000円だって。今日は朝から悪魔が大笑いしている。笑えー笑えー無き笑えーこの歌は今日私のためにこそある。姫様は宿題の追い込みにくたびれて、起きてこない。夏休み明けは当日実力テストがあるのに、こりゃ大変だ。その後は9月に学園祭、合唱コンクールガールスカウトの団キャンプがあるよ。装備点検があるし、ギャザリングのレポートも出さなきゃならんよ。姫様も小悪魔に笑われているね。