お子様が居ぬまにいいことしようか

蝶に好かれたジョナサン

 我が家の姫様が、ガールスカウトのギャザリングで県外の町へおでかけになった。
 さあ、大人だけの魔法の時間がはじまるよ。去年はせっかくだから、はめをはずそうぜと、おとなだけで、しこたまお菓子をかって、ハリーポッターのDVDをありったけ見た。その前の年は、飲みに言った。その前の年は焼肉を食べに行った。今年は指輪物語王の帰還のDVDをみようか、いや七夕前夜祭だから、やっぱり飲み会でしょう。そこでヤツメラにメールをいれた。ていねいに「ただいま仕事中」はいはいごめんよ。都合のつくヤツだけでいいからこの指とまれ。年に一度の大人の時間だもの、なんてね。
 話は変わって、パソコンのマウスにヨーグルトのホエーをこぼしたヤツがいてね、もちろん即死でした。あっけない最後でしたよ。買いに行ってあまりに種類が多くてくらくらしました。たかがネズミ。一緒に行った師匠は「あまり小さいのは、だめ。コードレスもすぐなくすからだめ」私はまるで信用がないことが判明。そこそこの大きさのつかみやすいのをかいました。街は七夕前夜祭でごったがえしていたよ。
 女の子の浴衣の着付けにあっけにとられた。あれはまるで、つんつるてんのおさるだね。昔はずるずる裾をだらしなく,着崩したひとを、お引きずりといって、軽蔑したものだけど、今街にあふれている女の子たちのはなんていうのかね。浴衣もどきとか、お子様ルックとでもいうのかね。アシ捌きができないから、たくしあげてきているんだろうけれど、アレでは、着物の粋もへったくれもないね。着物は約束事が守れてこそ小粋に着崩せるのにな、ああ勿体無いこと。さて、飲みに行くぞー