母の日です

mugisan2017-05-14

 もう何かしてあげられる人がいないのだなあとしみじみ思います。毎年毎年、何か気持ちに添うものをと思うことが楽しかった。今はモノではなく思いを届けたいと思う。思いは届くのだろうか。子供が幸せでありさえすれば母はそれだけで自分も幸せになれる。けれど、母もまた一人の人として愛されていることを確認したかったのではないだろうか。自分を子供が忘れていないことを、ひっそりと年に一回確認していたような気がする。人はどこまで行っても確信のない関係性の中を漂っているのだろうか。私自身自分が良き母であるとは思えないし、良き母でありたいと願っていてもどこまで行っても悔いは残ってゆく。至らぬものでという言葉はまさに現実の気持ちであるよ。こうして悔やみながら、ささやかな思いを形にしてゆくのだろうな。