この一か月

以上のことがあり、また別の話もありただあわただしくバタバタと過ぎていきました。自分の人生がどのようなことになっていくのか、今の私にはさっぱりわかりませんが、事の起こりはいつも些細な自分の動きだったのです。時には流れに逆らわないでゆったりと身をゆだねていくことも必要なのかもしれないなと思います。

 自分の人生なのだからと、すべてが自分の計画通りに運んだとしても、それで良い結果を生むとは限りません。人ひとり生きてゆくうえでいかにたくさんの人とのかかわりや影響を受けて生きているのか、いやでも気づきながら、人生は過ぎていきます。今は気づかなくてもふと振り返れば、あのときのあの人と人生が交差した、あの一瞬の出来事が今の私の人生のありようかもしれません。遠く互いに出会うことさえかなわなかった人の事件の結果が私の人生を変えているかもしれません。長く生きてくると時々その不思議さに出会います。

そんなとき、私は神様が動かれたと感じるのです。何があってもうろたえないのですむのは、そんな体験が支えていてくれるのだと思うのです。私にはわからない物事の成り立ちを、一つの秩序の中に組み立ててゆき、その中に私の願いもちゃんと忘れずに、良いことも悪いこともバランス良く。ちゃんとわたしがにっこりできることも加えて。