今日は自死遺族支援の日

生きることは死ぬことよりも苦しいのかと問う人に、言葉にならない答えがある。だから愛する者は死を選んだと。その答えは自ら言葉に出すことは自分の心を裏切ることにもなるから言えない。こうして遺族は幾重にも心を傷つけられる。愛するがゆえに自らに問かけずにはにはいられない。なんと苦しいことだろうか。

その苦しみをなだめるのではなく、その人自身が自らの意思で納得いくまで悲しみの作業をすることができるように、私たちは場を提供し、生きていくことを見守っている。お互いを尊重し、適度な距離を保ち,その人の世界観を大切にする。人としてこれでよいのかといつも思う。深くかかわり介入したほうがずっと自分は楽だけれど、それをしてしまったら、相手の自尊心や自立心を侵害してしまう。