今日は全ての聖人を祝う日

山の上の雲

 クリスチャンネームを持っている人は自分の名前の聖人の祝日をその日に祝うけれど、教会のカレンダリヨンの事情でいつの間にか消えてしまっている聖人も数多い。私の名前の聖人もいつの間にか消えてしまった。小さな聖人は大きな聖人の陰に隠れてしまうので(天国の問題ではなく、人間の都合で)名前の残らなかった聖人も含めて全ての聖人をお祭りし思い起こす日が今日。諸聖人の祝日。何をするわけでもないけれど、一日のうち何度か立ちどまって思いをはせる日。起源は609年、教皇ボニファテイウス4世が、殉教した人々の遺骨をカタコンブから、教会を献堂し一か所に集めて、殉教者の記念の日として定めたことから。正しくは、聖人に指定された人や殉教者だけでなく、天国にいるすべての人を思い起こしてたたえる日。明日二日は死者を記念する日。カトリック版お彼岸である。