仕事をしているうちに

育英は負けて白河の関は今年も越えられませんでしたね。仕事で立ち寄ったモールですごいどよめきと拍手が巻き起こったのはきっと負けた瞬間だったのでしょうね。立ち尽くして大型テレビを見ていた人の群れが一瞬凍ったようでしたもの。ああ見ず知らずの人たちが、一週の共感を味わっているなあと思いました。
白河の関を越えるためにはまだまだ足りないものがあったという事でしょうか。一瞬の夢を見させてくれた高校球児に感謝です。訪問先の寝たきりの障害者の方が、もう私の問いかけに気もそぞろでカウンセリングどころではなく、あんなに輝いた表情は見たことがないので、私は今日は大目に見て彼の観察記録を作って終了しました。私がカウンセリングするよりもっと深いところで彼の心は解き放たれていると感じたんです。勝っても負けても、こうやって心を揺さぶられたことに意味があるんです。良かったね。本当によかったよ。