気持ちの良い風が入ってくるので

壁の凹凸が穏やかな模様をつくる

 レースのカーテンにして窓を開けていた。なんと、例のやつがカーテンにくっついているではないか!外には木立があるのでそっちから飛来した模様。ベランダには植木鉢が置いてあるから、繁殖されたらもうアウト。いやそれよりも、カーテンにくっついている大きなこいつを何とかしなければ、と思うと身がすくんだ。
親分あいつだ!!
家の中で見ることはなかったので安心しきっていたが、これはもう安心などできない。やっつけてほっとしたのもつかの間。同じような奴がもう一匹いるではないか。こいつも抹殺したが。もうぐったりした。今までこの階まで飛んでくることはなかったけれど、もしかしたら、建物の修理工事の時に足場を伝って登ってきていたが、あいつらがどこかに子孫を残してそこから飛来してきているって、考えられるよね?
などなど、一日の疲れがドッときた。これはたまらない。無視に罪はないけれど、たまらない気分だよ。これからあいつの子孫を根絶やしにしなければと影におびえる日々が始まりそうだね。