今夜は研修

今日は研修をするほうではなく、受講する方。久々にのんびりとした気分。今月は忙しかった。研修担当は楽しいけれどその準備と、授業終了後の振り返りと、一人一人の進み具合を見極めて、個人の震度を含みながら次に続けてゆくのは、最低限のこと。
 本来的には、感受性並びにカウンセリングの基本を学ぶということは、その人が自分でも気が付いていない、自分自身の可能性と感受性に気づいてゆく旅の、同行者であることが求められる。年齢ではないなと思う。その人が生きてきた中で、やむをえず蓋をしてきた特性を、自分の手で解放し、育ててゆく。まだ自分にも未知の部分があることを知る事は、生きることの喜びを生み出す。
 年齢の高い人ほど、今までの自分の生き方を振り返りつつまた新たな自分に萌える。人は何歳になっても、自分を求めて生きることが好きなのだなと思う。ボーンアゲインという言葉は、生活のために身を殺して生きてきた高年齢層に響くようだ。人生を捨ててはいないんだよと思う。思えたことがうれしいのだと思う。そのなにがしかの手引きができるなら、これはもう苦労のうちには入らない。私もうれしい。