小さな声が聞こえていますか

窓の中が温かい

身近なところで誰かが虐待を受けていると気が付いて、その人の小さなうめき声が聞こえていますか。福祉の現場にいて、「いつものこと」「又なの」「いいからいいから」などと見過ごされていく現実をじっと耐えて聞いている。今、あと少し踏み込んでかかわれば、この声は形を持つのに、聞こえなくなってしまいそうなのに・・・・そしてもう取り返しがつかない事態に発展して「そういえばそんなことも」と気が付く。助けを呼ぶ声はいつも始まりは小さい。もはや声を上げることをあきらめてしまわないうちに、振り回されてもいいからその声に付き合ってほしい。見捨てないでほしい。今ならまだ間に合うのに。見殺しにしたといわないために、もっと心細やかにかかわってほしい。