菜根譚

 どうしても読みたくなって大学の図書館から借りてきた。処世訓だよと笑うかもしれないが、思い当たることがたくさんある。今回は少し丁寧に読んでみようかと思う。私の中に方向の見えないこと、出口のわからないことのないことに対する、やりきれなさがあって、そのきっかけのワードを求めているらしい。心よお前の出口の鍵を自分で見つけなさい。
と、ここまで書いてきてどうにも背中が痛くて整骨院に行って、危うい腰をもんでもらった。ぎっくり腰になりそうな予感があったから。あの独特のしびれと重苦しさにとりあえずの手を打った。
 これでよいのだろうか。と、自分のありかたに疑問を感じた。それは、週一で定期的に来てくれなければ保険の適用外になりますといわれたから。
 考えた。ストレッチをお金を払ってやってもらう方法もあるが、自分できちんと調べて手順を決めてやる方法もある。時間がないからジムや、整骨院に行けないとあきらめなくても自己管理の方法を探すことだと思う。保険の適用外になるなら無理していこうか、いやそれは変だ。自分の必要を無視してシステムに合わせる生き方は嫌いだ。


 他人に頼らないことを生きる形で子供たちに伝えていきたいと思う。誰かがやってくれないからとあきらめるのではなく、ならば自分はどうすればその状況をを改善できるのかと考える。いろいろ工夫して、調べて、組み合わせて、最も自分に合う方法を、自分の体で人体実験してみれば良いではないか。セルフ・ケアを学ぼう。自分をケアできなければ他人をケアすることは難しい。まず自分で自分の反応を知ること。心のことならばセルフ・カウンセリングがある。もっと自立しようと本気で思った。
 動物たちはきちんとそうやって自分を保って生きているではないか。まして人間。