契約という働き方

セルフのバラ屋さんで

 正規なのか非正規なのかは一緒に働いていてもわからないことが多い。思いもかけず仲の良かった事務の方にお別れを言われた。かわいらしい人で同じデザインの洋服がかぶったり、同じブランドの同じシリーズを持っていたり、何となく気持ちの似たところのある方だった。

 寂しいなと思った。そしてまだまだ若い彼女が次の職場で幸せに仕事ができればよいなと願います。「契約が切れましたので」と去ってゆく人は彼女だけではない。いくつかの事務局で同じようにいきなり姿が消える職員がいる。孤独な働き方だなと思った。次の場所が確保されている人、まだ見つからない人様々。ぶつんと切れてゆく働き方に、何とも表現のできないものを感じた。