年度末

東北大自然史標本博物館

街はまるで今日ですべてが終わってしまうかのように忙しげに走る車であふれている。どの道を通っても渋滞。何があるというのかわからないけれど、道が車であふれかえり、所々で事故を見る。すさんだ感じの街の姿にやりきれなさを感じる。


以前はこんなにもがさがさした街ではなかったように思う。震災は町に住む人の感じ方も、暮らし方も変えてしまったし。街の空気も変わった。穏やかなやさしい感じはなくなってしまった。急いでどこかへ、今手に入れなければと焦っている。おttp路下町の空気が亡くなった。よそから来た人にはわからないだろうけれど。笑顔やまなざしの優しさが減り、とんがった表情、声音の高さが目立つようになった。