夢は心のメッセージ

mugisan2015-03-25

心の中で静かに発酵している思いがふっと夢の形が現れる。体の調子と記憶の複合された形が蓋をしていた思考を明確化してゆく。これもまた自分自身の中にある出来事のもう一つの姿である。
 夢は告げるものである。告げられることは自分自身のもう一つの思いであり決意であり、物事の裏側であったり。いずれにしても現実では見ないようにしてきたものの姿であることは間違いない。夢占いというたぐいのものではなく、解きほぐしてゆくものであり分析してゆくものである。
 EDWという研究があるが、夢が語ることを追体験してゆくワークであり、夢見が語る情景を自分もまた追体験しつつ心の変化を感じ取ってゆく。夢の中で自分の立場を変えてアザーの立場から見直す。今まで見えなかった風景が見えてきて新たな言葉が響いてくる。
 今朝の夢はあわただしくしているうちに気配だけを残して消えて行ってしまった。また転勤の夢だったことだけが情景として残っている。この手触りを手繰り寄せてゆけば戻ってくるかもしれない。今日はそのまま夢が消えてゆくに任せようと思った。