駆け抜けるように一年を走りつづけて

これはもう春の陽

 ふっと息を吐くように一休み。師匠とジョナサンのいる盛岡の麦ハウスに出かけた。久しぶりに三人でやりたいこともあるのだろうし、これからの自分の進路をゆっくり考える時間も必要なのだろう。それぞれがそれぞれの人生を生きていて、そのどこかでつまずいた痛みもそれぞれにあって、いたわりあうことも出来る。兄弟姉妹というものは不思議なものだね。何も財産らしいものはないけれど、血を分けた兄弟だけはぜいたくに与えることができたと思うよ。