忙しく過ごした

夕陽も寒そう

 今月はハードだった。自分の目標をもってこの一か月をきちんと過ごすことは締めくくりの十二月にゆとりをもって向かうことができるということ。エンカウンターで始まって美術館で終わる十一月。贅沢だなあ。今年はずいぶんそういう豊かさを味わうことができた。連休は県美に行ってミレーを堪能した。ささやかな二時間の贅沢。これがあるから何とか気持ちの落ち込みを切り替えられる。自分で書く時間を来年は取り戻そう。
 今日は今月最終のケース一件を午後に。午前中はかかりつけ医に行って薬をもらってくる。気が付けば常用薬がなくなって、カレンダー替わり。いつの間にこんな暮らしになったのかというと、あの震災が私の発症の記念日だ。あの後薬を飲まねばならない体になった。思う以上に負担が大きかったということなんだと思う。家も壊れた。体も壊れた。それがあの状況を生き延びた人間の当り前の反応だったと思う。