自分の車を掘り出せず

懐かしい

 いきなりの降雪で外の駐車場から車を掘り出せず、親分の屋内駐車場からワゴンを出してもらって教会に行く。入り口で吹き溜まりに突っ込んでしまい動けず。とにかく雪かきを借りてひたすら掘る。こんな時、常日頃から雪対策をしておけば良いのにと思ったりするが、年に一回か二回の大雪に対策を講じることすら忘れている。雪かきの人員確保をいかにするのか。考えて置かなければならないなと思った。
 そして、また思った。この街は冬でもたった2〜3回のことだからと夏タイヤのままの車がいる。事故を起こしてから怖さを知る。値段の高いスタッドレスタイヤを履きつぶしても、装備する必要がある。スリップ事故は巻き込んでしまった被害者も、本人も関わったすべての人の人生を変えてしまう。雪は降って、積もって瞬く間に消えてゆく。ほんの2〜3日の間にめまぐるし状況は変わる。そのどこに焦点を当てて行動を決めてゆくのかは本人次第。今日決めた予定をキャンセルするのか、道路の雪はとけだすだろうから予定通りに行うのか、時間帯によっても凍結を考慮に入れるのか、入れないのか。多分一瞬のこの判断は経験値によって変わるのだろう。冬の道の事故をどこまで自力で防ぐのかは、ひとりひとりの対応にかかっている。
 雪の怖さは、子供時代から身にしみている。だからこそ、安全に気を配る。緊張を持たなければ雪国の安全な生活は守れない。