なんということ

陽がもうすぐ沈む

 いやあ冬だから致し方ないけれど、道路が真っ白になっている。明日は朝から車で走らなければならないからゾゾっとする。せめて凍らないでくれいと思う。ターナー展に行った。あれだけひとが混んでいると、うんざりを通り越してみんななにを見たいのだろうかと思ってしまう。日本人がこんなにもターナーを好きなんだということが不思議。いや振り返れば有名ドコロの展覧会とパンダはいつもこんな有り様でゆっくり鑑賞とか味わうとか心にしみるとかいう次元ではなくて物悲しい気分になる。
 Kちゃんに混んでいるよと言われたのに、やっぱり混んでいると悲しくなる。自分も見に行っているのだから同罪なのにおかしな感覚だ。ひっそりと好きな絵と向き合いたいなんて恐ろしく贅沢なことで、致し方のないことでとグズグズと思いをこぼしている。