この頃のごんちゃん

 デグーは人に慣れやすいという。我が家のごんちゃんは手の上に乗ってくる。腕を走って抜け背中に回ったり肩に登ったり色々遊ぶ。そして体を寄せて、なでてもらいたがる。寝ぼけて「きゅ」と鳴き声を立てたりする。これって人間の子どもと同じようだ。可愛くて、何をしていてもついケージの傍に行ってしまう。ゴンちゃんと呼びかけるとこっちを向いて飛んでくる。それはまるで「呼んだ?」と言っているかのようだ。たかが掌の上の小さなデグーなのに、家族の中にきちんと居場所がある。愛情って通い合うよなとこの頃しみじみと思う。猫のように行動の自由を与えていない分、気の毒な気持ちもある。きっとやりたいこと、行きたい場所があるだろうにな。