背中が凝って息をするのが大変

青と黄色の対比が鮮やか

 そこで整骨に行く。姫と二人で同じように凝り固まった体をほぐしてもらう。しかたのないことだけれど体が言うことを聞かない。それでも仕事はきちんとやろう。相手に向かって真剣に関わらなければ伝えられないことがたくさんある。精神や、知的に障害のある人はそれだけ不思議と、心の嘘を見抜く力を持っている。わかりやすく伝えなければならないことを丁寧に伝える。手を抜くことは相手の権利を奪うことにつながりかねない。自立生活の最後の守り手、ゲートキーパーである以上、私の後ろにストッパーは居ない。私はきっと硬い扉ではないと思う。柔らかくてふんわりとして、でも手応えのある寄りかかることのできる扉。そこからはきっとその人が一番シアワセだった風景が見える。そんな窓のついた扉でありたい。