今日は合同慰霊祭だった。

夏木立の上の夏雲のむこうに夏空

 教会でも日本の風習に則ってお盆の時期に合わせて慰霊祭を行う。教会の典礼としては11月に死者のための記念日があるので年二回亡くなった方たちのことを想い、懐かしむ。人間はそれくらいのスパンで想いを深めていく必要があるのかもしれない。忘れることが辛いのだ。忘れるかもしれないと思うと眠れなくなる人もいるし、自分だけが幸せになってはいけないように思ってしまう。思い出す必要はない。忘れていないのだからと自分にいえる状態が続けば何時か自分で自分を縛る鎖はほどけてゆく。