暑くなった

初夏の陽の下

 昨日まで薄手のコートを羽織っていたのに今日はもう「暑いですね」と挨拶する。お年寄りは「体がついて行かない」とこぼす。わかっていてもこの季節はなかなか安定した体調を保つのが大変。冬はなんとか頑張れても夏に向かって体調を崩す人が多いのはやはり気温の微妙な変化に体の調整期間がついていけない結果、食事や睡眠が影響を受けて不調になり、また其の影響で調整ができなくなるという負の連鎖が起きているように感じる.どの鎖を断ったら立ち直れるのだろうか。
 家族のいない独居の方はヘルパーだけが頼り。でもヘルパーは30分刻みの仕事で長時間の観察をするわけではない。まして仕事をしながらの見守りには限界がある。入院して初めてその人のまるごとを経過観察してもらえるようになる。入院に至らないうちに、生活の中でその人の体調を見破るって事ができたならな。これってなかなか大変なことだと思う。
 同居家族か、少なくとも継続的に経過観察できる場所にいる誰かの存在は、生きるために絶対不可欠かもしれないな。