午前の仕事が終わって

mugisan2013-05-21

 ふと時間が開いた。ねえ、今何しているの?そう呼びかけたい相手が‥‥‥‥誰も居ないことに唖然とした。皆忙しく自分の生活で精一杯。、ふと思いついた、私の「のんびりした話」になんて付き合って入られない。ふと、自分が毎日そう暮らしていることで、寂しさを感じている人がいるかもしれないと思った。あの人達はこんな時、暇な友人がいたら、出かけてお茶を飲むのだろうか。
 生涯を通して、私はそのような時間を持たないで暮らしてきた。いつも「ああもう少し時間があったら、この人の話を聞いてあげられるのに」と想いながら。「じゃあまたいつかお茶しようね」と別れる。相手も、私をあえて呼びだそうとは思わない。用事のある時はメールか電話で済ませてしまう。それすら私からかけることはない。私は誰かに何かを頼むことは殆ど無いことに気がついた。孤独な人なんだな。これは寄りかからない生き方に通じているのだろうか。なんとなくおかしい。
 もし、いつか私が何も仕事を持たなくなってすべての時間を自分だけで使うことができるようになったら、私はこの時間を一体どうやって過ごしていくのだろうか。体が自由に動かなくなって、意思の疎通もままならなくなって、ただそこにいるだけの私はどうやって生きていくのだろうか。多くの修道者がそうであるかのようにひたむきに呼吸の一つ一つまでを祈りとして過ごすようなそんな生き方が残されているのだろうか。それは決して不幸せな存在の仕方だとは思わないのだけれど・・・どうかな。