夜学が始まった

夕陽があったかくなってきた

 これから来年の一月の認定試験まで、自分の時間を作る。他の人と違ってゆっくりする時間はないからその日のことはその日のうちに頭のなかに叩きこむ。学科は多分大丈夫。実技もなんとかなるかな。出席し続けることが一番の難問かもしれない。なんとかなる。なんとかする。
 震災のことも、死に向かう思いも、貧困にあえぐことも、抱えている人々の痛みのすべてを、その一時だけそっと、日中のすべての出来事をそっと下ろして、自分の心を空っぽにする。
 なんだかとっても疲れてしまったから、少し自分のケアを考えようと思う。