自分の道ってどこなんだろう

 姫が大学生活最後の進路を悩んでいる。院に進むか、それとも就職をするのか。今この就職氷河期に、なんのコネも、つてもなく自分の力だけで道を、切り開いてゆくことは厳しいけれど、誰にも負い目を持たず自力で生きることは最後まで守って欲しい生き方であり、人としての願いでもある。私も、上の子どもたちも、親分もそれだけはきちんと守って生きてきた。
 自分の言葉を抱いて生きるためには、人に寄りかかっていてはいけない。迷って迷ってそれでも行き暮れたら、違う選択肢をまた選びとっても良い。厳しいけれど砂漠の民の旅のように生きる水を求めて私達はこの人生を歩んでいるのだから。娘が自立し自律することを親としていかに支えていくことが出来るのか。親としての自分を思うとき力が足りないなと思う。あなたは何があっても守られている。あなたは自分の力を信じて生きていっていいのだと心の底から言い切る勇気がほしい。