今日は輝く一日だった

おいしいぞう!!

 降り積もった雪がどんどん溶けてゆく。朝は凍っていた道がミサを終わって帰るときにはもう水浸しになっていた。降っては積もって溶ける。この繰り返しで春はぐんぐん近づいてくる。
 あともう一度春のドカ雪が来て本物の春の風が吹く用になる。ああ、季節のめぐりは生きようとする勇気がないときでも優しく背中を押してくれる。あと一日でもいいから生きてご覧よ。何かきっと良いことがあるから。試しに生きてご覧。そう言ってくれるような気がする。今日を生きればきっと明日は何かあると思う。そう思って過ごしたあの日々があったから、今言えるのかもしれない。